がんのリスク評価一覧

更新日 2021年12月01日

がんは、多くの要因が複雑に重なり、長い時間をかけて発症するものですが、様々な研究により、がんの発症と生活習慣との関連が明らかになっています。例えば、喫煙や飲酒は多くのがん種で関連が確実とされていますが、気をつけて生活することで、がんによる死亡率の減少につなげることができます。

がんのリスク・予防要因 評価一覧(一部抜粋)

がんのリスク評価一覧。喫煙は全てのがん(胃がん・肺がん・子宮頸がん・肺がん・食道がん・膵がん)で確実にリスクを上げる。大腸がん・乳がんでは可能性を上げる。受動喫煙は肺がんで確実にリスクを上げる。乳がんでは可能性を上げる。飲酒は全てのがん(大腸がん・肝がん・食道がん)で確実にリスクを上げる。食塩は胃がんほぼ確実にリスクを上げる。野菜は胃がんのリスクを下げる可能性あり。食道がんの可能性はほぼ確実に下げる。果物は胃がん・肺がんのリスクを下げる可能性あり。食道がんの可能性はほぼ確実に下げる。肉(加工肉・赤肉)は大腸がんのリスクを上げる可能性あり。熱い飲食物はほぼ確実に食道がんのリスクを上げる。運動は大腸がんのリスクをほぼ確実に下げ、乳がんのリスクを下げる可能性がある。 肥満は全てのがんのリスクを上げる可能性があり、大腸がん・肝がんのリスクをほぼ確実に上げる。乳がん(閉経後)は確実にリスクを上げる。感染症は胃がん(H.ピロリ菌)子宮頸がん(HPV/16.18)肝がん(HBVHCV)のリスクを確実に上げる。肺がん(肺結核)のリスクを上げる可能性がある。

(出典)国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ

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