自分にあった治療方法を選択しよう!

更新日 2021年12月01日

がんの治療方法

自分にあった治療方法を選択しよう!

もしがんと診断されたら、絶望的な気持ちになるのも仕方のないことです。しかし、医療の進歩により、いまではすべてのがんを合わせて約6割が治る(5年生存率)時代です。 現在、がん治療は「手術療法(外科療法)」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療)」の3つがおもな治療法となっています。これ以外は、医学的な効果が立証されていないため、代替療法と呼ばれています。

自分にあった治療方法を選択しよう
がんの治療は、がんを完全に治す「完治(根治)」、1日でも長く生きる「延命」、痛みやつらい症状をとる「緩和ケア」の3つを目標に行われます。がんが再発せずに5年経過した場合を「完治」としますが、そのためには、「手術療法(外科療法)」か「放射線療法」のどちらかが必要となります。がんの種類などにより例外はありますが、「化学療法(抗がん剤治療)」だけで完治は望めません。また、この3つを組み合わせた「集学的治療」も一般的になっています。がんの完治が望めない場合は、「延命」と「緩和ケア」が治療の目的になります。
このように、がんの治療にはいろいろな選択肢があるため、治療の利点や欠点、目的などをよく理解した上で、自分にあった治療方法を選択していくことが大切です。
どうしたらいいか迷ったときなどは、「セカンドオピニオン」を求めて、別の医師に相談するのも一つの方法です。がん治療の選択はとくに慎重に行う必要がありますので、十分に情報を得た上で、治療方針を決定しましょう。

治療方法について、詳しくは国立がん研究センターのサイトもご覧ください

診断と治療(国立がん研究センターがん情報サービス)

がんの療養と緩和ケア(国立がん研究センターがん情報サービス)

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