大腸がん

更新日 2021年12月01日

大腸がん

動物性脂肪のとり過ぎなど、食生活の欧米化にともない増加傾向にあるのが大腸がんです。女性のがん死の1 位であり、がん全体の罹患率でも胃がんに次いで2 位です。早期であればほぼ100%治るため、早期発見が重要です。

大腸がんの種類

大腸がんの種類

大腸がんは、がんができた部位により、結腸がん、直腸がん、肛門がんに分類されます。また、大腸粘膜のどこにでもがんが発生する可能性はありますが、がんは肛門から15cm ほどの部分の直腸とその上の部分のS 状結腸に集中しており、この部分で全体の約7 割を占めています。

 

(平成25年度消化器癌検診全国集計より)

症状

排便に関する症状が多く、もっともよくみられるのは血便です。痔による出血と勘違いして放置するケースがありますが、かんたんには判断できませんので、自己判断せずに医師に相談することが大切です。このほか、便秘と下痢をくり返したり、残便感、便が細くなる、おなかが張る、腹痛などの症状もみられます。がんの発生場所によっては、症状が出にくくなる場合もあります。

検査方法

一般的な大腸がん検診で行われるのは、便のなかの血液を調べる「便潜血反応」です。
大腸にがんやポリープなどがあると、便に出血がみられます。この検査が陽性で、精密検査を受けたら早期がんが見つかったという例が増えています。
精密検査や人間ドックでは「大腸内視鏡検査」が行われます。

原因

消化管である大腸は食べ物の影響を受けやすく、大腸がんは動物性脂肪やたんぱく質のとり過ぎが原因といわれています。肉食中心の高脂肪食へのシフトなど、いわゆる食生活の欧米化が、大腸がんが増加傾向を示す原因と考えられています。

治療方法

「手術療法(外科療法)」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療)」が、組み合わせられながら行われます。手術治療では、早期であれば、開腹をせずダメージの少ない内視鏡による切除や、場所によって腹腔鏡を使用しての腹腔鏡下手術も行われます。
肛門に近い部分の進行がんでは、がんと一緒に肛門を切除することもあり、その場合は人工肛門をつくることで、排泄を行えるようにします。

監修/森山 紀之(元 国立がん研究センターがん予防・検診研究センター長)

大腸がんについて、詳しくは国立がん研究センターのサイトもご覧ください

大腸がん(国立がん研究センターがん情報サービス)

大腸がんリスクチェック

大腸がんリスクチェック(国立がん研究センター予防研究グループ)

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