胃がんを防ぐ生活習慣改善のポイント

更新日 2021年12月01日

胃がんを防ぐ生活習慣改善のポイント

精密検査の結果、胃がんではなかった方も、胃の粘膜などに異常が起こりかけているおそれはあります。
以下のポイントを参考に、これからも胃がんの予防にとり組みましょう。

塩分ひかえめなど食生活を改善し、喫煙者は禁煙を

塩分控えめ

高塩分の食品をひかえ、だしなどの旨味や、レモン、酢などの酸味を生かすなどの工夫で塩分をとり過ぎないようにしましょう。また、偏った食事や暴飲暴食は避け、野菜や果物が不足しないようこころがけましょう。たばこもリスク要因です。喫煙者はぜひ禁煙を。

定期的に胃がん検診を受ける

定期的に胃がん検診を受ける

今回異常がなかったとしても、今後がんになる可能性があります。早期がんのうちに見つけるためには、来年以降も定期的に検診を受けることが大切です。

ヘリコバクター・ピロリの感染をチェックする

ヘリコバクター・ピロリの感染をチェックする

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、胃に感染して炎症を起こし、やがて粘膜を萎縮させる細菌です。一度感染すると生涯胃の中にすみ続け、胃がんの大きなリスク要因となります。ピロリ菌に感染していた場合は、服薬治療により除菌することができます。ピロリ菌への感染の有無を調べる「ヘリコバクター・ピロリ抗体検査(リスク評価検査)」や除菌治療を行っている医療機関もあります。消化器内科などに問い合わせてみましょう。

胃がん検診での「要精検」とは?

「要精検」とは?

検診でがんの疑いがある病変などが発見された場合が「要精検(要精密検査)」です。「要精検」の判定が出た場合はさらに精密検査を受けて、胃がんなのか他の病気なのかなどを詳しく調べる必要があります。

精密検査は保険適用で受けられます

胃がんの精密検査を受けられる主な受診科は、内科、消化器内科などです。精密検査は今回の結果を持参すれば保険適用で受けられます。

胃がん以外にみつかる可能性があるおもな病気

  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 胃・十二指腸ポリープ
  • 胃炎
  • 逆流性食道炎
  • 食道がん  など

早期がんのうちに発見・対処することが大切!

精密検査は早期発見・早期治療のチャンス!

がん細胞の成長の目安。がん細胞が発生し数年~数十年で1㎝になり、1~数年で早期がんとなり、検診で発見できる大きさになる。早期がんのうちに発見できるのは限られた期間です。2cmからがんが進行していき、進行がんとなります。
  • 医療の進歩により、胃がんは早期に発見すれば、ほぼ確実に治すことができます。しかし、対処がしやすい「早期がん」の時期は、限られた期間と考えられています。
  • 早期がんのうちに発見・対処できれば、治療による体への負担や、かかる時間や費用も少なくてすみます。「要精検」と判定されたら早めに、必ず受診しましょう。

胃がん検診・精密検査の流れ

胃がん検診・精密検査の流れ。胃がん検診では問診と胃部X線検査または胃内視鏡検査を行い、がんの疑いなしの場合は今後も定期的な検診受診を、がんの疑いありの場合は要精検となります。精密検査では胃内視鏡検査や腹部CT検査などを行い、胃がんと診断されたらがんの治療へ。異常なしまたは良性の病変と診断されたら今後も定期的な検診受診をしてください。

※良性の病変と診断された場合には、主治医の指示に従ってください。
(厚生労働省、国立がん情報サービス、日本医師会資料などを元に作成)

精密検査の検査内容(検査機関により異なる場合があります)

胃内視鏡検査

  • 胃カメラ検査とも呼ばれ、口(または鼻)から内視鏡を入れ、食道・胃・十二指腸の状態を極小のカメラで直接観察します。
  • 疑わしい病変がある場合、一部を採取して顕微鏡で確認する病理組織検査を行うこともあります。

腹部CT検査

  • 体の周囲を360 度回転しながらX 線照射し、コンピューター解析により体内をスライスしたような断面画像にして調べることができる検査です。
  • 短時間で検査できるため、緊急時の検査にも役立ちます。

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