ウイルス等の感染対策

更新日 2021年12月01日

「感染」も、がんの主要な原因です

がん感染

日本人のがんの原因として、女性で一番、男性でも二番目に多いのが「感染」です。
発がんに寄与するウイルスや細菌に関しては、子宮頸がんの発がんと関連するヒトパピローマウイルス(HPV)、肝臓がんと関連するB型、C型肝炎ウイルス、胃がんと関連するヘリコバクター・ピロリ等があります。いずれの場合も、感染したら必ずがんになるわけではありません。それぞれの感染の状況に応じた対応をとることで、がんを防ぐことにつながります。

B型・C型肝炎ウイルス 肝がん
ヘリコバクター・ピロリ菌 胃がん
ヒトパピローマウイルス(HPV) 子宮頸がん
ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-1) 成人T細胞白血病・リンパ腫

(出典)国立がん研究センター社会と健康研究センター「科学的根拠に基づくがん予防 がんになるリスクを「減らす」ために」

品川区肝炎ウイルス検診については、こちらのページをご参照ください。

保健センターや医療機関で一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう。
感染がわかった場合には、専門医に相談しましょう。
肝炎ウイルス検診

ヘリコバクター・ピロリ菌検査については、こちらのページをご参照ください。

品川区では胃がんリスク検診として実施しています。
胃がんリスク検診

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防ワクチンについて

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも、特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンです。 感染を防ぐために3回のワクチン接種が必要です。しかし、このワクチンは、すでに感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。また、すべての発がん性HPVの感染を防ぐことはできません。
平成25年4月1日からヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンが定期予防接種となりましたが、現在、国の判断により積極的勧奨を差し控えております。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種について、詳しくはこちらのページをご参照ください。

 

感染について心配なことは、医療機関や、がん相談支援センター等に相談しましょう。

(参考および出典) 国立がん研究センターホームページ
科学的根拠に基づくがん予防について(国立がん研究センター)は、こちらのページをご参照ください。(別ウィンドウ表示)

 

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