更新日 2021年12月01日
細胞分裂にミスが起こり、突然変異のがん細胞ができたとしても、それがいきなり「がん」という病気になるわけではありません。
できたばかりのがん細胞1つあたりの大きさは1mmの100分の1。細胞分裂を30回くり返し、がん細胞の数が10億個になって、約1cmの大きさになります。1cmの大きさになると、ようやく検診で発見することができるようになり、はじめて「がん」と呼べる病気になるのです。
1 つのがん細胞ができてから、検診で発見できるような大きさになるまでの期間は約10〜15年。これが「40代からが、がん年齢」といわれる1 つの理由で、がんにかかる人は、40歳代から多くなり、年齢を重ねるごとに増えていきます。がんは長生きの副産物ともいえます。