更新日 2021年12月01日
通常、主治医はがんの検査結果を伝えるときに、病状や今後の治療方針についてもくわしく説明します。医師から説明を受け、病気と治療について理解し、治療方針を選択することを「インフォームドコンセント」といいます。疑問点や不安な点は遠慮せず主治医に告げ、しっかりと説明を受けて、十分に納得した上で治療にあたることが大切です。
また、「セカンドオピニオン」とは2 つ目の意見という意味で、主治医とは別の医師に、診断や治療法などについての見解を聞くことをいいます。
がん治療を始めるにあたっては、手術療法(外科療法)と放射線療法のどちらを選択するか、医師の専門や技術などによって意見が分かれてきます。たとえば主治医が外科医の場合は、放射線治療医など別の専門医の意見を聞くと、違った角度からの選択肢が見えてくるケースもあり、とても参考になるでしょう。
それらの意見をもとに、自分にあった最適な治療法を選択したいものです。
医師から説明を受けるときのポイント
- 1 人で聞くのが不安な場合は、家族や友人に付き添ってもらう。
- あとで検討できるように、医師の説明はノートに書いてもらったり、メモをとるようにする。
- 医師の説明をしっかり理解するため、わからない点はその場で確認しながら、整理して聞く。
- 自分にあてはまる治療の選択肢とその利点、欠点を確認する。
- 自分がどのように思っていて、どうしたいのか意見があればきちんと伝える。
セカンドオピニオンで聞きたいこと
- 診断について
- 治療方針について
- その他の治療方法とその根拠について