更新日 2021年12月01日
ひとりで悩みを抱え込み、心も体も疲れ果てて離職してしまう……このような状態は避けたいものです。就労を継続するために肝心なのは、相談できる人・窓口を複数持つこと。誰かに話すことで、勇気づけられたり、何らかの解決の糸口が見つかることも多いものです。
「がん相談支援センター」を利用しましょう
がん診療連携拠点病院※には、がん相談支援センターがあり、就労に関する専門家(社会保険労務士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど)が支援を行っています。どこに相談すればよいかわからない場合には、電話したり、直接出かけてみましょう。ほかの医療機関にかかっている人も利用できます。
※「がん診療連携拠点病院」は、全国どこでも質の高いがん医療が受けられるようにするために国が指定した医療機関です。都道府県ごとに約1か所置かれる「都道府県がん診療連携拠点病院」と、地域ごとに整備される「地域がん診療連携拠点病院」があります。
がん相談支援センターの支援内容
- 仕事と治療の両立のしかた
- 仕事復帰の時期
- 仕事の復帰に向けた準備
- 職場への伝え方
- 関係機関の紹介 など
がん相談支援センター
同じ悩みを持つ仲間と支え合いましょう
がんの体験者でなければ、理解できない悩みがあるかもしれません。患者会などの情報は、医療機関などの窓口で聞けるほか、ホームページからも検索できます。
がん情報サービス
国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」
「地域のがん情報」ページでは、地域別に患者会などの開催概要が記載されています。
東京都医療保健局 がん患者・支援団体
情報提供
国立がん研究センターがん対策情報センター「はたらく世代の人へ」
がん診療連携拠点病院やがんの基礎知識、治療方法、相談先などが掲載されています。